入試面接の神話をひもとく

入学に関わるアドバイス

2015.12.25

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*写真はイメージです。

APUの学部入試では長年面接を実施していますが、その中でこれまでに面接のコツやアドバイスが欲しいという数多くの要望をいただいてきました。そこで今回は、多くの受験生のみなさんと面接を行っているアドミッションズ・カウンセラーが、特によく耳にする入試面接への疑問を解いていきましょう。

１．面接では、私の弱みをみつけ、実績について誇張していないかどうかの取り調べが行われると聞いて心配しています。

今あなたが想像しているのは、面接官たちの痛いくらい鋭い視線を一身に受け、これから始まる尋問に一人で耐える自分の姿でしょうか。でも実際には、あなたが情熱を注いできたことや学びへの関心、将来設計、願書に書けなかったことなどを中心とした、約20分間の「会話」を楽しみます。あなたの趣味や社会問題への関心、学問など質問は多岐に渡ると思いますが、決して奇抜な質問はしませんのでご安心を。

２．面接で聞かれるだろう全ての質問と答えを準備し、暗記しなければならないと聞きましたが本当ですか？

準備をすることは良いことですが、あなたらしく自然に答えていただく方がより良いと思います。面接が自分のことを伝える最後の機会であることは確かですが、プレッシャーを感じすぎないでください。必要なのは一言一句を暗記するのではなく、自分の考えを論理的に述べること。それが苦手だという方は、まず面接時に話したいことの詳細ではなく、キーワードだけを書き出してみてください。そして、友人や家族、先生にそれらについて説明する練習をしましょう。また、面接に母国語以外の言語で臨む場合には、様々な種類の文章を声に出して読むと、発音や語彙力の向上につながります。

３．身だしなみやジェスチャーは重要ではないと聞きましたが本当ですか？

様々な民族や社会的背景を持った人が集まるAPUは、面接時のドレスコードも無ければ、身だしなみの点数も設けていませんので、必ずしもスーツを身に付けなければならない、ということではありません。しかし、対面でもオンラインの面接でも同じことですが、その場にふさわしい服装で面接に臨む姿勢は、それだけでAPUへの真剣度が伝わってくるものです。また、背筋を伸ばして座り、視線を合わせることもお勧めします。一方、面接官はあなたのことをファーストネームで呼ぶなど、出来るだけリラックスして会話ができる環境づくりを心がけていますので、徐々に緊張感も薄れていくと思います。それでも緊張したら、まずは深呼吸をして微笑んでみてください。

４．良い評価を得るためには、実際の年齢よりも大人らしく振る舞い、面接官が期待していることだけを話すべきだと思いますがどうですか？

そんなことをしてしまうと、他の受験生と見分けがつかなくなってしまい、むしろ評価は難しくなります。教育は異なる意見や考え方がぶつかりあってこそ発展するものですし、多様性を重視するAPUが似たような学生を集める理由はありません。真面目に語るのでも、楽しく語るのでも構いません。あなたはあなたらしく自分を表現してください。もしもそれが億劫なのであれば、きっとAPUはあなたの進むべき大学ではないのだと思います。面接は、自分に合う大学かどうかを見極める絶好の機会だと前向きに捉えてみてはどうでしょうか。

５．APUに合格できるかどうかは全て面接の結果次第だと聞きましたが本当ですか？

あなたという一人の人間をよく知る上で面接が非常に重要であることは確かですが、それだけで判断できるほどシンプルではありません。提出された全ての書類が評価に影響しますし、それは奨学金の採否についても同様です。高校生活をもう一度やり直すことはできないので、願書や面接の準備にベストを尽くしてください。また、二度目の出願ということであれば、言葉を並べるだけではまだ弱いですね。前回の面接からいかに成長したかを具体的に述べてください。

以上で多くの疑問が解消し、面接が楽しく感じられると良いですね。では最後に、面接に向けた簡単なチェックリストを書き添えます。

事前準備

日時をカレンダーにメモする
APUのウェブサイトやパンフレット、科目リスト等を確認する
APUをよく知る人と会話する（APUオンラインチャットや知人など）
APUの志望理由の要点をメモする
面接で伝えたいことのキーワードを書き出す
友人や家族、先生と面接の練習をする
面接会場への行き方もしくはオンライン面接に必要な機器等を確認する（パソコン、マイク、ヘッドフォン、インターネット、背景に移りこむもの等）
面接にふさわしい服装を選ぶ
出願書類一式を読み直す

本番当日

背筋を伸ばして座る
笑顔で視線を合わせる
質問にははっきりと答える
予想外の質問には、考えをまとめてから答える
準備してきたことを話題にする
面接官に疑問を尋ねてみる
面接官にお礼を述べる

面接終了後

選考結果通知日をカレンダーにメモする
面接でのやり取りをメモしておく
最善を尽くした自分を褒め称える

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