日本語学習のコツ - 記事一覧 | APU 立命館アジア太平洋大学
日本語学習のコツ
日本での留学を考えている人達にとって、言語が壁となることがあります。日本語は、複雑な文法構造なので、初心者にとってはかなり不安に感じます。APUの学生にとって、日本語の授業は必須です。そんな言葉の壁を乗り越えて、日本でのキャリアアップを目指す一人の学生、クレアさんについて、ご紹介したいと思います。
クレアさんは、環境・開発を専攻している第7セメスターのAPSの学生です。東アジア出身で、母国語は文法構造が日本語とかなり異なります。彼女はダンスをしたり、テイラー・スウィフトの音楽を聴いたり、アニメからミュージカルまで幅広いジャンルに触れる事が大好きです。卒業後、東京か大阪でテック業界の仕事を見つけることが目標です。彼女は日本語プログラムの初級から中級までを履修し、さらにキャリア日本語まで続けています。クレアさんの就職活動の隙間時間に、彼女のこれまでの日本語習得までの道のりについて、インタビューしました。役立つアドバイスやコツを教えてもらったので、日本語学習者の方々、参考にしてみてください

基盤固めが大切
クレアさんは、N2に合格した後、日本語初級Ⅱを受講し始めました。講義を受けながら、ひらがなとカタカナを継続的に勉強し基礎的な漢字も学習しました。初めは、日本語の難しさに、圧倒されました。ですが、必死に勉強するクラスメートの姿勢から、刺激を貰い、諦めずに、勉強を続ける事が出来ました。特に、2020年から2021年にかけて、コロナ禍でずっとオンライン授業だった際、モチベーション維持に非常に役立ちました。クレアさんが一年生に対してアドバイスがあります。それは、日本に留学している事を活かして、日本人と沢山交流すること、多くの日本語のSNSを見て、ポップカルチャーに触れる事です。
プロジェクトって何?
中級クラスを修了すると、APU日本語必修科目を修了したことになります。多くの学生は、必修科目を修了した後、日本語の学習をやめます。クレアさんは将来、日本でのキャリアアップのため、日本語を習得する必要があると考えました。基礎固めの為、初級から受講しました。例えば、Project AやProject Cです。これらの講義は、それぞれ面接練習、日常生活に、必要な幅広い漢字を覚えることに力を入れます。これはクレアさんにとって、非常に大変なものでしたが、役に立ちました。クレアさんは、専攻関連の講義を受講し、日本語学習に力を入れました。日本語学習を効率的に続けたい学生に、同じ方法をお勧めします。漢字を記憶するのには、Quizletのようなアプリを利用すると効果的です。そして、反復練習する事です。

日本語上級への道のり
中上級の日本語の講義で、クレアさんは、週4回も受講する事に、はじめは戸惑いました。ですが、同級生のモチベーションが高く、日本語を効率よく勉強する方法があることに気がつきました。日本語での作文、論文、課題の書き方を習得できるAPUの講義は、非常に役立ちました。さらに、グラフの分析や分解、研究論文の書き方も日本語で学ぶ事ができました。日本語の学術的な語彙を学ぶと同時に、環境問題など、週ごとの課題に取り組むことは、高い成績を取るために重要です。上級日本語の難易度の差は、それほど大きなものではありませんでした。最近は、クレアさんはキャリア日本語を受講しています。このクラスは非常に難しいですが、日本で就職する為に、必要な言語と形式に慣れることが出来ます。この講義では、履歴書、個別フィードバック・セッション、模擬面接など、実践的な就職活動の練習を中心に学習する事が出来ます。SALC(言語学習センター)を利用して、実際の面接と模擬面接の練習をすることで、実力を高める事も出来ます。

最後に
クレアさんが日本語学習過程で学んだ事は、強い意志を持つことです。同級生に取り残されたり、日本語の難しさに圧倒されたり、心配する必要はありません。確実に成績を上げたい方へは、基礎固めから始める事をおすすめします。 N2レベルの日本語力を目指す人には、上級日本語の講義の受講を勧めています。また、日常生活で日本語を使う為にも、アルバイトをすることも効果的です。
最後に、クレアさんからこれからAPUで学ぶであろう皆さんにメッセージです。「自分の力を信じて、日本語学習をしてほしい。皆さん、がんばって!」
Erin
Erin Katrina Titiheruw is an APS student majoring in International Relations and Peace Studies. She would choose cozy get-together parties with my friends over partying at a club most of the time. As an introvert most of the time, she likes the hustle of a big city where one could lose themself by finding a quiet place to read.