日本への留学前に身につけておくべきスキル - 記事一覧 | APU 立命館アジア太平洋大学

日本への留学前に身につけておくべきスキル

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(このブログは日本語翻訳版です。オリジナルは、こちら

正直、大学に入学するというだけでも、人生の新しいチャプターが始まると言えるくらい、人生における一つの大きな出来事だと思うのですが、それが家から何千キロも遠く離れたところにある大学となると、その冒険とチャレンジはますます大きなものになります。母国や地元を離れ、外国で勉強するということは、新しい文化に慣れること、その土地の言語を学ぶということ。そして、家族が作ってくれる美味しい食事や居心地のいい家からもしばらく離れて、一人で暮らすということでもあります。それは簡単なことではありませんが、このブログがあなたの不安を少しでも払拭し、日本に来る前の準備に役立てばいいなと思います。


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言語を学ぶ

行き先がどこだとしても、基本的な言葉だけでもいいからその土地の言語を少しは学んでおいたほうがいい、それは言うまでもありません。つまり、APUに入学するのであれば、来日前に基本的な日本語を勉強して日本の生活に備えておくべきです!

私は2018年の秋にAPUに、英語基準国際学生として入学しました。APUが開発した日本語学習支援アプリ「とびらサバイバル編」をつかって基本的な日本語を学習したほか、実際に日本に向けて出発する数か月前から毎週土曜日に日本語のクラスに通いました。以前日本に住んでいたことがある高校の先生にも、放課後週に2回くらい個別指導をしてもらっていました。私は日本語の3種類の文字を学ぶことから始めました。ひらがな、外来語に使うカタカナ、基本的な漢字です。そのほか、「おはようございます」、「すみません」、「いただきます」といった基本的なフレーズも習いました。

来日前に勉強した基本的な日本語は、APUで日本語の授業が始まる前の最初の数週間の生活の間にも本当に役に立ちました。空港に到着した時は、案内を見て行きたい場所に行けたり、入国手続きの時に質問されたことにすこし答えることができたり、福岡へようこそと空港スタッフの方に言われていることにも気がつけて自分が歓迎されているとリアルに感じることができました。

基礎的な勉強はしたものの、それでもAPUのプレイスメントテストの結果、日本語の授業は日本語初級Ⅰ、ビギナーレベルのクラスから始めることになりました。基礎知識があったおかげもあって、1日に3コマ、1週間に4日ある日本語の授業についていくことができました。1回の授業での学習量は多く、もし日本語の知識がまったくゼロだとすると、内容についていけず遅れをとってしまい、しんどくなってしまうかもしれません。なので、APUのとびらアプリを使う等して日本語をすこしでも学習して新生活に備えることを強くおすすめします!


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雑談力を磨く

APUでは、様々なバックグラウンド、文化、個性を持った世界中から来た人々や、様々な母語の人々に出会います。幸いなことにAPUでの1年目は、キャンパス内の学生寮であるAPハウスに住むことができます。世界中から来た人々と一緒に住むというのは、人生においてまたとない経験です。APハウスでの生活を通して、雑談ができること、会話を続けられることって大切なコミュニケーションスキルだなと思いました。

私は恥ずかしがり屋で、自分から会話を始めることはあまりしないタイプだと自分で思っていました。しかし日本での生活を始めることを機に、自分のコンフォートゾーンを抜け出して、思い切って自分から人に話しかけるようにしたのです。たいていは名前を聞いたり、出身地を聞いたりすることから始めて、学部はAPMかAPSかを聞いたり、何の分野を専攻するつもりでいるかを聞いたりします。その後はあなた次第です!

こうしたちょっとした雑談スキルは、友達をつくる時に役に立つだけではありません。これまでの学生生活で、毎日そして何千回も雑談をしてきたと思います。バス停で、バスの中で、教室に行く途中で、教室の中で、トイレでさえも!至るところでこのスキルは重宝します!


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アカデミック・ライティングを学ぶ

APUに来る前に勉強しておくとよいこととしては、アカデミックなエッセイやレポートを書けるようになることです。エッセイやレポートについてのプレゼンテーションをすることもアカデミックワークに含みます。

1回生時には、SSAWと呼ばれるスタディスキル・アカデミックライティングという授業が必修です。トピックが与えられ、立場を決めて調査をし、エッセイを書いて発表します。アカデミックワークの少なくても基礎は、特に日本語あるいは英語が母語ではない場合、APUに入学前からでも絶対身につけて損のない、それくらい重要なスキルです。

レポートを書いたりプレゼンをしたりすることは、大学生活では常に求められることですから、大学での勉強を始める前にそれをマスターできるように始めておくといいと思います。私はAPU4回生になり、これまでに3000英単語以上のレポート(A4用紙だと6ページ相当)やプレゼンを数えきれないほど経験しました。でも、強い意志を持って練習を続けて頑張ってきたこともあり、1回生の時に比べるとレポートを書いたりプレゼンで発表をしたりするのがずいぶんうまくなったと思います。このスキルは卒業後、社会人になっても役に立つと思います。


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家事スキルを学ぶ

最後になりますが、何よりも大事なことは自立するスキルです。家族と離れて一人で暮らすということは、自分自身の健康に気をつけ、自分で自分の世話をしないといけないということです。食料品を買い、食事を作り、家の掃除をして、服の洗濯をしなければなりません。もちろん、やり方がわからなかったり、コツを知りたかったりしたら家族に電話して聞くこともできますが、疲れた時や良いことがあった日に食べたくなる大好きなカレー、フォー、ナシゴレン、シニガンを作ってくれる家族がそばにいるわけではありません。先輩としての私のアドバイスですか?あなたの大好きな料理を美味しく作るレシピと秘訣をあらかじめ聞いておくことですね!日本に来る前に自分で作れるようになっておきましょう!

かつての私はというと、自分一人で作ることができたのは、目玉焼きとインスタントヌードルくらいでした。インスタント食品にたよってばかりの不健康な生活を日本で送りたくなかったので、日本に来る前に、ひと夏かけて、シニガンやアドボといった家庭料理を中心に料理を習いました。一人になってから大変な思いをしないように、家族と一緒にスーパーに行って、食材の選び方を覚えたりして少しずつ自分を慣れさせました。掃除は、それほど問題はなかったのですが、洗濯は厄介でした。どれとどれが一緒に洗ってもいい服なのか、どのタイミングで洗濯機を回すのか等、計画的に考えて洗濯を回さないといけないということを知りました。ちなみに、日本ではあまり乾燥機は使わないし、もしアパートに乾燥機があったとしても小さめです。洗剤と柔軟剤をどのぐらい使うか、どこに入れるか、洗濯物と一緒に入れてもいいかなど、書き出してみると細かなことばかりですが一人で生活を始める前に、きちんと理解しておくべきです。当然APハウスにある洗濯機は日本製ですが、壁に翻訳文や写真が貼ってあるので多少ストレスは軽減されると思います!

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まとめると、APUに来る前にやっておくと役に立つスキルとして、日本語学習、雑談スキルの向上、アカデミック・ライティングの習得、家事スキルの習得を今日はお伝えしました。実際に日本に来たら、もっとあると思いますがAPUの先輩が助けてくれるので大丈夫です。こうしたことをいつか皆さんが一つ一つ経験していくのだろうと思うと、先輩として勝手にワクワクしています!キャンパスでいつか皆さんと会えますように!

Gil

Gil

Gillian Montero Encarnacion (Gil) is an APS student from the Philippines, majoring in International Relations and Peace Studies and is also a member of the APU Social Media Unit. She spends her time taking photos, vlogging, and learning new languages such as Japanese, Spanish, French, and Chinese.

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