私の成功への鍵 ～APU生活1年目～ - 記事一覧 | APU 立命館アジア太平洋大学

私の1年目は、あらゆる意味でチャレンジの連続でした。ほとんどの新入生にとってそうであるように、私にとってもAPUで最初の1年間を生き延びることは、とても困難な挑戦のように感じたのです。実際、初めの数週間は、自分に立ちはだかる物事にどこから立ち向かえば良いのか分からず、呆然としていたことを覚えています。厳しい日本語の授業が1セメスター目の授業の大部分を占めており、１年目どころか最初の4ヶ月を乗り切ることすらできるのかと考えずにはいられませんでした。自立心を養い新しい環境に順応するということもまた挑戦でした。というのも、請求書の支払い、料理、アルバイトでお金を稼ぐなど、今までとは違う責任を持たなければならなかったからです。こういった全ての事柄を考慮すると、1年目の終わりに自分が笑顔でいられるなんて思ってもみませんでした。でもここにいる私は、あの頃には想像もつかなかったほどの笑顔で日々を過ごしています。

では、今の自分に辿りつけたきっかけは何だったのでしょうか。思い返すと、一年目の初めにした一つの決断がとても重要だったのではないかと思います。それは勉強に専念するということです。イベントなどの教室外での学習機会はAPUには数え切れないほどありますが、課外活動に参加するのは学業が軌道に乗ってからだと決めていました。私の場合は、勉強をまず落ち着かせるというのが最重要事項だったのです。また、私には他にも明確に設定した目標がありました。その実現のためには、高いGPAが必要だと思ったのです。

自分の決断に基づいて、私は何時間も日本語とその他の科目を勉強するために時間を費やしました。しかし、きつかった4ヶ月間の努力は、1セメスター目の成績を受け取った瞬間に報われました。GPA4.0というスコアを得ることができたからです。オンラインでその成績を目にした瞬間、深い安堵のため息をついたことを今でもよく覚えています。

しっかりとした学業の基礎と高いGPAを従え、2セメスター目には授業以外の活動にも参加する余裕ができました。参考までに、私が取り組み始めたことの一部をご紹介します。

• 海外交換留学プログラムの参加学生に選ばれました。これは最初の目標の一つとして掲げていたものだったので、アメリカのジョージア工科大学での2016年8月から1年間の交換留学生に選抜されたと知ったときは感激しました。（このブログが公開された今、私がいる場所です！）
• 「APU Global Forum」という新しい学生団体を設立しました。この団体は学生なら誰でも参加でき、毎週グローバルなテーマでディスカッションをすることにより、ディスカッション能力を高めることを目的としています。過去に「テロリズムは正当化されるのか？」をテーマにセッションを開催し、非常に多くの興味深い意見が飛び交いました。
• 1回生向けワークショップIのティーチングアシスタントに任命されました。
• 「あなたの理想の国際経営学部」というエッセイコンテストにおいて、国際経営学部副学部長賞を受賞しました。
• 牧田甚一奨学金の国際学生受給者10人のうちの1人に選ばれました。この奨学金は、学術分野と課外活動の両方で顕著な成果のあった学生が選ばれ、2年間に渡り毎月10万円（約1,000USD）が支給されます。

私にとっての最初の一年が終わり、正直ほっとしていますし、やりきったと誇りを持って言うことができます。自分が思っていた以上のことを成し遂げることができたので、自分がした選択に後悔はありません。ここで1つ断言しておきたいと思います。第1セメスターというものはそれほど重要ではないように思われるかもしれませんが、実はAPUでの学生生活において最も大切なセメスターであるということです。良い成績を収めることは、セメスターの、そしてその先1年1年の成功のためにはとても大事なことです。

私は次の難題、けれどもワクワクする旅―ジョージア工科大学での交換留学生としての生活を始めようとしています。1年目の経験は、交換留学中も熱心に勉強し努力し続ける上で、そしてもちろん笑顔であり続けるための助けになると思います。2017年秋、APUに戻ってみなさんにお会いできることを楽しみにしています。頑張ります！

• *APM（国際経営学部）2回生でスリランカ出身のPriyesh Pereraさんからの寄稿です。