APU学生の卒業時の思い - 記事一覧 | APU 立命館アジア太平洋大学

APU学生の卒業時の思い

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APU学生の卒業時の思い

安藤百福名誉博士栄誉賞*を受賞し、2016年3月18日に挙行された国際経営学部の学位授与式でスピーチを行ったスリランカ出身のPravini Wickramanayakeさん。卒業生スピーチの全文を掲載しています。APUでこれから4年間を過ごすみなさんの助けになれば幸いです。

Ayubowan. こんにちは。

ご来賓の皆様、是永学長、ご来場の皆様、教職員の皆様、ご家族の皆様、そして2016年春卒業生のみなさま、この特別な朝にようこそお集まりいただきました。

まず、この場を借りて、遠くスリランカから今日の式に出席をしている私の父と母に、そしてこの場にはいませんが私の弟とすべての家族と友人に感謝の言葉を述べさせてください。私が自分に自信を持てなかった時からずっと私を信じ、多くの犠牲を払って私の幸せと成功を祈り、導いてくれました。ありがとうございました。今日という日は、私のこれからの輝かしい未来への大きな節目です。

私が今この場に立っているのは、日清食品ホールディングスの創業者である故安藤百福名誉博士が持ち続けたアジア太平洋地域のリーダー育成への情熱とビジョンのおかげです。この場に立つ貴重な機会をいただき、大変光栄です。心より感謝申し上げます。

今日は私たちの人生という物語の中でも特に思い出深く、そして有意義な章が終わりを告げる日であり、また新しい章の始まりの日でもあります。時が流れるのは早いもので、今でもAPUでの生活を始めたばかりの頃の心もとない気持ちを昨日の事のように思い出しますが、気づけば私の故郷になっているのです。

思い返せば、私がAPUで初めて受講した日本語の授業には、15の国と地域から集まった24名のクラスメートがいました。ワークショップⅡという授業では、日本語のほとんど話せない私たち国際学生と、同じように英語で苦労している日本人の学生が一緒に学ばなければならず、正直どう振舞えばいいのかが分かりませんでした。そこでまず私たちは、多様な学生たちが教室の中でともに学ぶためにはどうコミュニケーションをとればいいのか、どうアプローチすればいいのか、知恵を絞らなければいけませんでした。そこでまず私が学んだことは、自分がして欲しいことを相手にしてあげる、ということでした。当時の私たちは、皆違った考え方や偏見、イメージを持っており、それに思考を左右されていました。しかし、対話することが何よりも有効であることに気づいたことで、立ちはだかっていた見えない壁がゆっくりと消えていったのです。

どこで生まれ育ったかに関わらずコミュニケーションの取れる方法を少しずつ学び、今ではお互いを一人の人間として尊敬し、信じ合える強い絆を築くことができたのです。明日からの私たちの人生は新しい出会いに満ちています。ここで学んだように、愛と敬意と信頼の気持ちを持って生きていきましょう。

APUの最初の2年間で非常に多くのことを学んだことで、3年生の時には学修分野を選択し、またそれまでに学んできたことをAPUや国際会議の場で広く伝えてきました。「いま君が夢中になっている物事は決して偶然ではなく、きっと君の天職である」と教えていただいた指導教官のMichael Cortez先生のおかげだと思います。今日、私がここに立っているのも間違いなく先生のご指導のおかげです。私に秘められた可能性を信じ、ご指導をいただいたことに心から感謝いたします。

卒業生のみなさん、一人の人間として、またAPUの一員として、私たちが成し遂げてきたことを思い返してみてください。

私たちはもうかつての自分ではありません。猛勉強もしたし、失敗もしました。理解し合えたこともあれば、誤解もありました。努力が報われたこともあれば、もがき苦しんだこともありました。そんな山あり谷ありの4年間を私たちは乗り切ったのです。

今日を境に、APUで経験したすべてが懐かしくなることでしょう。APUへの通学バス、キャンパスですれ違う度に世界中の友人たちと挨拶を交わしたこと、キャンパスターミナルに次々と届くメッセージやお知らせの数々、パンゲアで待ち受ける長い長い打合せのために学生証を入口で何度も通したこと。打合せでマクドナルドにも何度も通いました。お気に入りのマルチカルチュラルウィークのパフォーマンスを見るために長い列に並んだこと、そして、世界中から集まった家族とも言えるサークルの大切な仲間たち。

この忘れがたい瞬間に、APUでの生活をみんなで振り返りましょう。目をとじて、思い出しましょう。APUが与えてくれた美しい思い出の数々を。もしかしたら、一生懸命頑張ったチームプロジェクトのことかもしれません。友達との友情のことや旅行したこと、ここで気づいたネットワークのことかもしれません。たとえ皆さんの目に浮かんだことがどのようなことでも、世界に向かって誇りを持って伝えましょう。この数え切れないほどの機会と経験に溢れたこのAPUが今日の私たちを創り上げたのです。

今日、APUの卒業生を代表して、このホールで宣言します。どんなに歳を取っても、どんな成功者になっても。私はこの場所と別府の温かさを決して忘れません。

マヤ・アンジェロウが「学んだときは教えなさい。手に入れたときは与えなさい。」と述べたように、私の友人たちは人生に目的や意味を与えてくれました。私たちには私たちならではのやり方で社会に貢献できるだけの力があります。私たちの力を最大限に発揮することで、他の世代以上に影響力をもって支援することができるはずです。進むべき道について多くのことを教えてくれる経験を積みましょう。

本日、私たちは少しの不安やためらいと同時に、APUの卒業生として社会に貢献できる興奮を胸に、快適な学生生活に別れを告げます。本当の成功や幸せを見つけられるのは、人生の中で自分の目標を達成した時だといいます。具体的には「自分自信や家族、周りの人たちの力を借りて、最高の自分を表現するような目標」でオンリーワンの目標であるとオプラ・ウィンフリーは述べています。

お互いにやさしさを胸に羽ばたきましょう。そして世界に良い変化をもたらしましょう。

2016年春、卒業生のみなさん、おめでとうございます。皆さんの活躍をお祈りします。

  • *この賞は、日清食品グループの創業者である故安藤百福名誉博士のご厚意によりAPU開学時から設置されている奨学金で、セメスターごとに受賞者が選ばれています。受賞者は賞金100万円(約9,000USD)の他に、同企業を訪問する機会が与えられます。

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