APU校友:Vongvieng Saensathit - 記事一覧 | APU 立命館アジア太平洋大学
APU校友:Vongvieng Saensathit
Vongvieng SaensathitさんがAPUで国際関係を学ぶために来日したのは2000年9月。卒業後はフルブライト奨学生として、コロンビア大学大学院(ニューヨーク、アメリカ)でInternational Affairsの修士課程を修了し、国際NGOやラオス政府代表部として国際連合(国連)との仕事を経験。現在はアメリカのニューヨークにある国連開発計画(UNDP)で、国連事務次長補およびUNDP総裁補兼アジア太平洋局長のアシスタントとして活動の幅をさらに広げています。そんなSaensathitさんがAPUに在籍していた頃の話と卒業後のAPUとの関わりについて伺いました。
現在携わっている仕事について教えてください。
アジア太平洋地域の36の国が掲げる開発目標の達成を支援するUNDPのオフィスで働いています。私が所属するオフィスのミッションは、国連の世界的開発ネットワークを駆使して、これら36の国家の発展と持続可能な開発を支援すること。開発途上国が抱える貧困や不平等、排斥などの社会問題の解決に取り組んでいます。
私の仕事は、常に複数の責務を抱え、それぞれの任務を厳しい納期でやり遂げていくことが求められ、政治的に慎重な対応が求められるケースもあるなど、プレッシャーはとても大きいですがその分やりがいがあります。仕事柄、電話での呼び出しは休日関係なく毎日あり、とても多忙な毎日ですが、全ての任務を期限内かつ成功裏に達成できるよう、一層の努力を自分に義務付けています。
私が努力をした分、人々には雇用の機会が生まれ、教育や健康管理、公衆衛生、エネルギー、司法などの社会サービスを享受できるようになり、生活が改善されていくため、本当に大きな達成感とモチベーションがあり、私はこの仕事が大好きです。また、この組織の一員として、その一端を担えていることに感謝しています。
APUで学ぼうと思った最初のきっかけは何でしたか?
文化の多様性に強い関心を持ち、国際大学への進学に興味があった私にとって、APUの環境やアジア太平洋学部(APS)が提供する学びは、まさに私の理想でした。その後、日本留学のための奨学金プログラムJDS (Japanese Grant Aid for Human Resource Development Scholarship)に採用されたことが決め手となり、APUで学ぶことを決めました。
APUではどのように自己成長しましたか?
APUでは国籍も言葉も視点も異なる友人たちと学ぶことで、私の夢だった国連で働く上で必要なコミュニケーション力や世界的な人脈を形成できたことはもちろん、多様な文化や伝統をグローバルな視点で、批判的かつ論理的に理解する力を身に付けることができました。一人の人間として大きく成長するきっかけを与えてくれたAPUで過ごした時間は、私にとってかけがえのないものです。
APUで生活する上での優先順位を教えてください。
(1) まず勉強が第一
将来希望するキャリアに役立つ知識を身に付けるため、できるだけ多くの教授の授業を受講しました。また、私の大好きなAPUの図書館では様々な優れた書籍や資料が閲覧できるので、これを利用しない手はありません。
(2) 多文化の学生サークルや地域交流に参加する
サークル活動や地域のお祭り等への参加はただ楽しいだけではなく、交友関係や視野が広がるとともに、生きる力が身につきます。
(3) できるだけいろんな国出身の友人をつくる
良い人脈とコミュニケーション力は成功の鍵だと考えています。私はAPUで多くの友人ができましたが、彼らと過ごした時間で得たものは、確実に現在の私の進路選択に大きく影響しています。
(4) 交換留学や国際会議、スタディツアーなど自分の将来につながる機会を探す
1953年の朝鮮戦争休戦協定により発効された軍事境界線の周囲に設定されている非武装中立地帯(DMZ)にスタディツアーで訪問したことは今でも記憶に残っています。DMZで政治的・社会的緊張感を目の前にしたことで、戦争の持つ影響力や平和の大切さ、そして国連の役割を改めて認識しました。
最後に、APUへの進学を希望している受験生にメッセージをお願いします。
夢を見続けて、自分の心や情熱に従い行動する勇気を持ってください。たとえ何があろうと失敗を恐れず、自分で決めた道を突き進んでください。失敗からしか学べないこともたくさんあります!私は自分の経験から、ゆるぎない決意をもって夢に向かって懸命に努力し続けることで夢は現実のものになると信じています。また、良い教育を受けることも夢の実現へのパスポートであり、その意味でAPUが与えてくれた全てに感謝しています。
経験に基づいた貴重な話をありがとうございました!