教員・授業紹介 | APU 立命館アジア太平洋大学

教授

吉田 香織 (日本)

学生

キャシー・チョン (インドネシア)

APSの学びをのぞく

先生の言葉でひも解く、APSの授業

文化・社会・メディアの探求を通じて、より良い社会の実現に挑戦するAPS。
日常の「当たり前」を疑い、複雑な社会の構造を多角的に分析できる自分になるために。APS吉田香織先生の「メディア文化研究」の舞台裏と、そこに込められた想いをのぞいてみましょう。

私たちが触れているのは、ただの『情報』?

人と人をつなぐコミュニケーションは、言葉だけではありません。アニメや映画、SNSという「メディア」のフィルターを通したとき、どんな社会の姿が見えてくるのか。

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授業スタイル

題材は、身近なポップカルチャー。しかしここでは「楽しむ」ためではなく、社会を「観察」するためにそれらを用います。馴染みのある世界が、分析の対象に変わる瞬間とは。

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授業スタイル

学生の声

ホラー漫画、アニメなど、私たちが普段当たり前に消費しているメディアが突然、社会を映し出す鏡になります。吉田先生は、学生が何に興味を持っているのかを常に尊重してくれます。

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批判的思考力という「武器」を手に入れる

得てほしいのは、情報を鵜呑みにせず、作品の裏側まで読み解く力。日常に紛れ込む意図に気づくことは、作品をより深い層で楽しむことに繋がります。

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批判的思考力という「武器」を手に入れる

学生の声

授業で『批判的思考力』を得てからは、その裏側に潜む不正確さや、誰かの意図に気づけるようになりました。それは他人を攻撃するためではなく、自分の思考を守るための武器です。

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「当たり前」がぶつかり合う、贅沢な空間

教室に並ぶのは、国籍も歴史認識も異なる多様な「当たり前」。一つの作品を、異なる視点から読み解く面白さ。APUという特別な空間で学ぶ意義とは。

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「当たり前」がぶつかり合う、贅沢な空間

学生の声

自分の国の文化や価値観が問い直され、時には摩擦が起きることもあります。でも、吉田先生の授業は、何を言っても否定されない『セーフ・スペース』です。

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複雑な社会を、生き抜く力。

無数の情報から本質を見抜き、複雑な社会を生き抜く。あらゆる場面で必要とされる「見通す力」を、この場所で自分のものに。

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複雑な社会を、生き抜く力。

学生の声

かつて私は、社会学やメディアを学ぶことに『将来どんな役に立つの?』と不安を感じていました。でも先生は、『人間が生き残るために、映画や歌は欠かせないものだ』と教えてくれました。

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この分野に興味を持つ皆さんに伝えたいのは、メディア文化研究の醍醐味は「どこに問題があるのか?」「果たしてそれは本当に問題なのか」という根本的な問いを探り当てるプロセスそのものにあります。社会に対して感じる「しっくりこない違和感」を徹底的に考え抜くこと,「何が問いなのか」を見つけ出すことに興味のある人。そんな、物事の本質を疑い、思考を深めていくプロセスを楽しめる人に、ぜひこの学びを深めてほしいと願っています。

教授
吉田 香織

APSの授業を体験してみよう

実際の授業は、どんな雰囲気なのでしょうか。
模擬講義動画をGETして、国際政治における「アイデンティティの力」とは何か、さっそくのぞいてみよう。

APS 模擬講義

VYAS Utpal 准教授

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かつては対面での会話こそがコミュニケーションだと思っていました。でも、アニメや映画、といったメディアこそが、社会と私たちを結ぶ重要なツールだと気づいたんです。私たちが何気なく楽しんでいる、メディアには、その時代の空気感や複雑な社会の仕組み、時には政治性など社会的要素が、誰もが触れられる形に凝縮されています。メディアを深く読み解くことは、表現の裏側に隠された『社会の正体』を紐解くことに繋がっています。メディア文化研究では、こうした日常の風景から「問い」をすくい上げ、社会の本質を読み解く力を学びます。

 
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メディアは社会と共に変わるもの。だからこそ授業では、今の学生が持つ「リアルな感覚」を入り口にします。彼らの『当たり前』に寄り添いながら、作品への問いかけを調整し、その裏側に潜む社会の力学を共に考えていく。それが私のスタイルです。

(例)

比較の視点:
ディズニー映画の初期作品と現代作品を比較し、ジェンダー表現の変化や、「変わらないイデオロギー」を浮き彫りにします。

深層の読み解き:
戦艦を美少女化したゲームを題材に、ジェンダー表現やその背景にある社会的・文化的な意味を読み解きます。なぜあえて「女性の体」が使われるのか。もしこれが男性だったら、意味はどう変わるのでしょうか。

 
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先生の授業は、教科書の中だけの話ではありません。アイドルやホラー漫画、アニメなど、私たちが普段当たり前に消費しているメディアが突然、社会を映し出す鏡になります。吉田先生は、学生が何に興味を持っているのかを常に尊重してくれます。私が授業で自分の好きな映画や歌を例に出すと、『それはどういう物語?』『なぜそう感じるの?』と、一人の研究者として対等に面白がって深堀してくれます。そのおかげで、ただの『娯楽』が、社会の仕組みを学ぶための『生きた教材』に変わりました。

 
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得てほしいのは、情報を鵜呑みにせず、作品の裏側まで読み解く力です。プロパガンダや印象操作は、大きな顔をしてやってくるわけではありません。日常の『可愛い』『楽しい』の中に静かに忍び込んでいます。それに気づくことは、時にはショックかもしれません。しかし、作品を単体で見るのではなく、社会や歴史の文脈と繋ぎ合わせ、裏の裏まで読み解くこと。その『多角的な視点』こそが、メディアをより深く楽しむ方法であり、複雑な社会を生き抜くための、武器になるのです。

 
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以前は、流れてくるニュースやSNSの情報をそのまま受け取っていました。でも、授業で『批判的思考』を得てからは、その裏側に潜む不正確さや、誰かの意図に気づけるようになりました。それは他人を攻撃するためではなく、自分の思考を守るための武器です。AIが作ったものなのか、誰かの魂がこもった表現なのか。その『本物』を見極める眼鏡を手に入れたことで、メディアだけでなく、目の前の人の行動や言葉の背景まで深く観察し、理解しようとする姿勢が身につきました。

 
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私たちの教室には、多様な国籍や歴史観を持つ学生たちの、それぞれの「日常の当たり前」が凝縮されています。その異なる視点を持ち寄って、ひとつのメディアの裏側をみんなで解読していくことこそが、本当に面白い瞬間であり、APUという唯一無二の環境で学ぶことの真の意味です。
時には意見の摩擦が起き、自分自身のアイデンティティが揺さぶられるように感じることもあるかもしれません。しかしAPUは、誰もが遠慮することなく、自分の素直な意見を表現できる、安全な場所です。お互いのバックグラウンドを心からリスペクトし合いながら、異なる見解に触れることで、私たちは自分自身の視点をもう一度見つめ直すことができるのです。

 
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APUには世界中から学生が集まっており、各自の「常識」の定義も完全に異なります。ディスカッション中、自らの文化的価値観が問い直され、摩擦が生じることもあります。でも、吉田先生のクラスは、どんな意見であっても決して否定されない、「セーフ・スペース」です。多様なバックグラウンドを持つ仲間たちと、メディアをテーマに本音の意見をぶつけ合う中で、私は自分がどれほど狭い視野にとらわれていたかに気づかされました。ここで学んだ経験は、一歩実社会へ踏み出したとき、どんな背景を持つ人とも深く繋がれるという、確かな自信を私に与えてくれました。

 
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卒業後の世界に、マニュアルはありません。無数の情報から本質を見抜き、この複雑な社会を生き抜いていく必要があります。だからこそ、「物事の裏側を見抜く力」が、あらゆる場面で欠かせない自分だけの強みになるのです。批判的思考力や、物事を多角的に捉える力は、決して特定の分野だけのものではありません。企画を立てる、誰かを説得する、あるいは対立する意見を調整する。あらゆる職種、あらゆる場面で必要とされるベーススキルです。授業を通じて、まずは物事を多面的に捉える『きっかけ』を掴んでほしいです。一つの物の裏の裏まで読み解く訓練は、自分自身の思考を守るための大切なステップになるはずです。

 
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かつて私は、「社会学やメディアを学ぶことが将来どんな役に立つの?」と不安を感じていました。でも吉田先生は、「人間が生き残るために、映画や歌は欠かせないものだ」と教えてくれました。効率や正解を求める社会の中で、自分が感じる「違和感」を大切にすること、そして物事を多角的に読み解くこと。この学びは、単なる知識ではなく、複雑な社会を自分らしく生き抜くための『心の支え』になっています。自分の感性を信じて、徹底的に考え抜きたい人にこそ、この門を叩いてほしいです。

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